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ミニマル国の人々④

  • the other one
  • 2016年12月13日
  • 読了時間: 2分

ミニマル国においてテクノは欠かせない存在だ。

ミニマルの祖はアフリカ音楽やバリなどにおける民族音楽特有の反復するビートから端を発しているが、それを発展させたのがファンクであり、現代音楽としてのミニマル手法になる。

そこから時代の推移とともに更に発展せたのが、テクノということになるだろう。

クラフトワーク、アートオブノイズ、YMOの三バンドはその礎を作った重要な存在だ。

面白いことに、この三バンドともにヒップホップの創成に大きく関与している。

クラフトワークとYMOは云わずと知れたテクノバンドだが、ヒップホップ創始者の一人であるアフリカバンバータに多大な影響を与えた。アートオブノイズはサンプリングの可能性を提示し、ヒップホップ黎明期から創成期のドラムビートの雛形を作ったといえる。

ミニマルという概念を自らの耳と信念だけで体得していたヒップホップ黎明期のDJやパーティーロッカーたちは、テクノのという当時最先端だった音楽を貪欲に取り入れていくのだ。

高価で巨大な電子機材を駆使して奏でる当時のテクノは最高にクールな音楽だったに違いない。おそらく、ジャズネタよりもテクノの方が早くヒップホップに取り入れられたのだと思う。

現行のヒップホップがEDMと相性がいいのは、歴史的にみても当然な成り行きなのである。

テクノがヒップホップと交じりあった瞬間から、クラブミュージックのミニマル化が加速していくことになる。

以下、テクノとヒップホップ・アーティストによる主なハイブリッド作品。

クラフトワーク-アフリカ・バンバータ「planet rock」

ゴールディー-KRS1「Digital」

ケミカルブラザース-QTIP「go」

ロニサイズ-RAHZEL「out of breath」

アダムF-MOP「stand clear」

ダフトパンク-カニエ・ウェスト「stronger」

レフトフィールド-ルーツマヌーバ 「Dusted」

Afrika Bambaataa-Planet Rock Kraftwerk Original


 
 
 

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