

ミニマル国の人々⑤
「最近のテクノはミニマルばかりでつまらない」 これはU.K.のベテランテクノDJであるルーク・スレーターが近年のインタビューで語っていた言葉だ。彼は更にこう続ける。 「自分が作る音楽はいつだってファンクだと思っている」 ...


ミニマル国の人々③
ミニマリストとしてDR.DREを紹介したからには、もう一人の偉大なるワンループ・アーティスト、DJプレミアを挙げなければならない。 ヒップホップ・ファンならずとも世界に名前が轟く超大御所である。彼こそ、ヒップホップ界におけるミニマル・ミュージックの伝道士だろうと思う。...


ミニマル国の人々②
筆者の偏見と主観で考えるミニマル・ミュージックの概念は、ワンループの質にあると思っている。 ただフレーズを反復させるというだけではなく、抑制され、先鋭化されたものでないといけない。前述した、エアロスミスとランDMCのあの曲はヒップホップクラシックではあるが、ミニマル・ミュー...


ミニマル国の人々①
作家の有栖川有栖が、日経新聞で「ミステリー国の人々」というタイトルのエッセイを連載をしている。毎回ミステリーに関わる人達を、様々なジャンルの小説から紹介する楽しいエッセイだ。 ある時、これは音楽のジャンルにも応用できる、パクれる(サンプリングできる)と思った。テーマはすぐに...